経営資源の状況を把握する活動

経営管理活動その1 : ヒト・モノ・カネの状況を把握すること

経営管理の最も基本的な活動は、

  • 自社の各事業に、どれだけのヒト・モノ・カネを投入して、どれだけの効果があるのかを把握すること

です。この把握は、大きく以下の3つの活動から構成されます。

 

① 管理帳票と経営管理指標を作成する

ヒト・モノ・カネといった経営資源の把握は、一般には、部単位、本部単位などの組織ごとに、

  • 人員表
  • 作業時間管理表
  • 受注管理表
  • 予算・実績管理表
  • 案件毎原価管理表
  • 資金繰り表

などの様々な「管理帳票」を作成することにより実施されます。

 

さらに、これらの「管理帳票」において、予め定義しておいた「経営管理指標」を具体的に算出することで、投入した経営資源の投資対効果を容易に把握できるようにしておきます。「経営管理指標」は、活動そのものを測る指標と、活動の結果を図る指標の双方を、企業内全部門で連係がとれる形で準備しておく必要がありますので、「経営管理」活動の中では、もっとも重要で、難しい業務であると思います。

 

当サイトでは、具体的な管理帳票の例や管理指標体系の作り方の詳細を記しています。

 

② 各部の管理帳票を集計する

「経営管理」活動において、かなりの大きな時間と労力を必要とする作業が、各部門、各部の管理帳票の集計です。
各部の単純な合計だけでも、一般に管理帳票の収集は現場との複数回のやり取りがなされる場合が多いため、最新版でない帳票を誤って集計する事例がよくあります。
さらには、複数の部署で一つの事業をしている場合などにおいて、経営層から事業ごとの集計を求められるケースなどもよく発生します。経営管理指標も現場からの収集数値が変わるごと再計算する必要がありますので、現場とのやり取りが増えると、作業量は膨大となってしまいます。
このようなケースに対応したソフトウェアも販売されていますが、それなりに高価ですので、当サイトでは、エクセルのPIVOTテーブル機能を使った方法を紹介しています。

 

③ 収集した帳票をクロスセクションとタイムシリーズという二つの観点から検討する

「経営管理」では、集計した部単位、本部単位の各表は、必ず、クロスセクション(横断面)とタイムシリーズ(時系列)の2つの方法で確認できるようにします。

 

クロスセクションは、ある時点での全ての組織の状況を横並びに見るもので、各部の成績の比較だけでなく、全社の経営資源やそこから得られる収益のポートフォリオ(配分)を把握するものです。

 

タイムシリーズは、ある組織(あるいは事業)の経営資源や収益が、継時的にどのように変化したかをみるものです。この継時的な変化により、その組織の成長度合いだけでなく、固定費・変動費割合など事業のコスト特性も把握できます。

 

経営管理の基本活動 その2

 

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