経営管理活動その3 : 企業内の業務プロセスを効率化すること
効率のよい経営とは、少ないヒト・モノ・カネの投入で、大きな効果を得ること。
そのためには、ITの仕組みの導入も含めた不断の業務プロセスの効率化が最も基本的な方法である。
最小の経営資源投入により最大の効果を得るためには
以前の項で、経営層の判断の後、対象となる事業や組織に、ヒト・モノ・カネといった経営資源を迅速に投入することが「経営管理の基本的活動」のその2であることを記しました。
経営資源の投入を受けた事業や組織は、それを用いて収益を作りだすのですが、その様子は、あたかも経営資源が“燃料”で、その組織や事業は“燃料”を消費しながら推力を産み出すエンジンとも言えます。
“燃費”のよいエンジンを設計するためには、以下の項目を検討することが不可欠です。
- 当該事業や組織の業務プロセスが合理的であるか
- 従業員にストレスなく業務プロセスの運用ができるか検討されているか
- 業務プロセスの進捗や想定された結果を評価できる指標が明確か
このような業務の効率化は主に現場部門が責任を持ちますが、運用負担を軽減するITシステムの採用や評価指標の整備や収集など現場部門だけでの解決が難しいものも含まれております。
また、中堅・中小企業では現場は業務を日々回すことで既に手一杯であるところも多いため、業務プロセスの効率化を、「経営管理」の基本的活動に含めるべきと考えます。
業務プロセスの効率化は一日にしてならず
企業内には様々な業務があり日々回っていますが、その中でプロセスを変更したり、新しいITの仕組みや評価指標を導入したりすることは、それが改善をもたらすものであっても、一時的にせよ現場に負担と混乱をもたらします。
しかし、業務を取り巻く環境や業務を支援する技術は常に変化しており、それに対応していかねば、業務プロセスが陳腐化し業務効率が低下してしまい、いざ経営判断がなされ追加で経営資源を投入することになっても、十分な収益が得られなくなってしまいます。
業務プロセス効率化の対象業務は広く、また、効率化は終わりのないものですが、今後の経営判断にとって、より重要な業務を予測し、優先順位をつけ効率化していくことが、「経営管理」に望まれます。
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